2024年9月22日日曜日

国境の南、太陽の西

 国境の南、太陽の西 村上春樹

幸せな家族に恵まれ、ジャズバーの経営でもすっかり成功者となったが、心の中では小学校の時に出会った女性のことをずっと思い続けてきてきた男、その彼の前に数十年後にその女性が現れて平常心はいられなくなった心理状態を描いてる。すっかり読んだつもりでいたがまだ読んでいなかったようだったのでとっても楽しく読めた。

2024年9月16日月曜日

最後の家族

 


最期の家族 村上龍
自宅に引きこもりの21歳の長男と高校卒業と同時にイタリアに向かう娘、引きこもりの相談相手の大工と不倫する妻、そして職場のM&Aとリストラされる夫、それぞれの視点、思いで同じ状況を描写していくおもしろい展開の小説。とんでもない心の葛藤があるのだけど、結局はハッピーエンドに向かっていくので読んでいて安心する。

2024年9月10日火曜日

猿の見る夢

 

猿の見る夢 桐野夏生

還暦前、職場である程度の地位を得て、長年の不倫相手がいて、こから二世帯住宅をと考えているある意味幸せなサラリーマンに、職場でのセクハラ問題の解決役から発する厄介な問題、母親の死と妹との遺産相続、それに嫁が連れてきた謎の占い師、さらには会社のM&A、そして離婚。なんとも、どたばたなのだけど、主人公と同じ59歳に読むには最高に痛快で楽しかった。

2024年9月1日日曜日

職業としての小説家

 


職業としての小説家 村上春樹
題名のごとく小説ではなく、村上さんがどのように長編、短編小説を書いているか、どのように書くべきか、何々賞といった物に対する考え方、翻訳他について書かれたエッセイ。思ったより内容がとがったものではなく普通に読めておもしろかった。

鍵のない夢を見る

鍵のない夢を見る 辻村深月 2015年7月10日第1刷 2015年8月10日第2刷 女性の作家さんなんですね、というくらい全くノーマークで読ませていただいた。友達の女性の母親が泥棒、放火魔の元合コン相手、理想だけの人生を送る恋人など地方の街での暮らす女性のモヤモヤ感がとっても面白...